2020年02月21日

口腔ケアは現役世代から

本所歯科医師会主催の地域包括ケア講演会に、参加させて頂きました。

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テーマは、オーラルフレイル・口腔機能から考える「食べること」

スピーカーは、一般社団法人海老名市歯科医師会のオーラルフレイル・在宅介護担当理事であり、日本歯科大学客員教授、神奈川摂食嚥下リハビリテーション研究会会長の石井良昌先生

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当日は三師会ほか、地域包括ケアのスペシャリストの皆さまが大勢ご参加されておられました。専門的な内容もありましたが、動画などを使って私たちにも分かりやすくご説明頂きました。ありがとうございました。

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海老名市では55歳から

オーラルフレイルの概念として、まずは、①口の健康への意識の低下から、歯周病などで歯の喪失リスクが高まり、次に②噛みきれない食材が増加したり、むせたり食べこぼしといった口の些細なトラブルが連鎖していきます。

この辺りまでなら介護予防による対応で改善することは可能だそうです。

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そのような状況が続けば、③口腔内は不潔な状態になり、口の中が乾燥。唇や舌の機能低下(味も分かりにくくなるそうです)や、嚥下機能が低下します。低栄養状態に陥り、フレイルが重症化。もう、ここからは殆ど取り返しがつかないそうです。

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75歳からフレイル検診が導入されたとしても、フレイルへ向かう坂道はすでに始まっており、70歳頃にはには、自立度の変化はだいぶ進んでいるから、それより前段階の、現役世代から歯科治療や口腔ケアを行うことが重要であるとの、石井先生のご説明に納得。

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死ぬまでの何年かは、人様のご厄介になるとしても、それまでより長い期間、健康で自立した生活をするために、お口の健康はとても大切だと痛感しました。

あわせて「舌」や唇が、食べる力に大きく影響することも改めて痛感。前述のフレイル概念の段階②で、口や舌が乾燥すると、味も分かりにくくなってしまいます。(実際に舌を拭いて乾いた状態にして食べ物を舌に乗せてみると我々にもその違いが分かります)

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また、食べ物を咀嚼する時、舌はくぼんで食べ物を包み、ねじれて食べ物を歯の上に乗せ、膨らんで食べ物を歯の上に保持したり、重要な役割を担います。

ダイエットのために、ご飯を30回噛んでみたとき、米粒は噛み砕かれどこかに消えてしまうように感じるけれど、小さくなったご飯粒は舌が動いてまた歯の上に戻ってくると感じた事があります。その時は何とも思わなかったけれど、舌のなせる技です。

元気な高齢者と宴席で一緒になると、いつも大きな口を開けて、美味しそうにご飯を食べる姿に感心していますが、中では舌や歯が、動きをしているんだな、と、こうしてご説明頂き、よく理解できました。

また、サルコペニアについて。加齢で筋肉量が減り、歩くスピードが遅くなったり、杖や手すりが必要になるなど、身体機能の低下を起こさないための食生活も、非常に興味深かったです。

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このたびの有意義な講演会を拝聴し、私自身、少し苦手な(すみません汗)歯医者さんで、口腔チェックをして頂かなくては、と反省しきりでございます。

地域包括ケアに携わるスペシャリストの皆さまの活躍で、区民の健康は守られています。心から感謝申し上げます!

posted by 坂井ユカコ at 22:58| 東京 ☀| Comment(0) | 区政情報・議員活動 | 更新情報をチェックする

2020年01月25日

知育、体育、徳育の根元に「食育」あり

先日、指導者を務める消防少年団で保護者ママから映画上映会のチラシをいただき、映画 いただきます の自主上映会にお邪魔しました。

映画では、福岡市にある高取保育園を主な舞台に、日本人の体を作ってきた「日本の和食」、日本古来から受け継がれてきた和食の大切さを問いかけています。

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● 知育、体育、徳育の根元に「食育」あり。

高取保育園では毎日子供たちに、いわゆるマクロビオティック(動物性のもの、特に肉はあまり食べず、無農薬・自然農法の穀物や野菜を中心とした食事をとること)の給食を作って出しています。肉魚以外で市の指導する栄養値をクリアするため試行錯誤する中で、農耕民族である日本人が古くから食べてきた究極の食の姿が自然と導き出されていきます。
同保育園では、除去食ではなく、日本古来の食で子どもの体をリセット。増え続けるアレルギー園児の解決策を「食」に探り、 アレルギー、アトピーの園児の症状を改善しています。

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● 日本伝統の調味料、味噌。

味噌には、カラダを内側から変える新たな力が、次々と発見されています。「食養生」という言葉がありますが、世界的に見ても癌化を抑える食品の筆頭は味噌(以下テンペ、納豆と続く)であったり、高血圧の予防、動脈硬化の予防、美肌等様々な効果が期待できます。(東大小泉名誉教授より)
味噌の海外への輸出量をみてみると、健康食として人気が高くなっている和食の食材のひとつとして、40年で16倍以上になっています。ところが味噌の故郷日本では、毎日味噌汁を飲むという方はどの位いるでしょう。ヨーグルトやキムチなど発酵食品は数あれど、やはり日本人が昔から食べている「味噌」がなんと言っても究極の発酵食です。

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● 人体の細胞更新速度

人体を構成している細胞は、約250種であり、その更新速度は、各々の組織や臓器によって異なりますが、1日で入れ替わる腸粘膜微細毛、3日で入れ替わる胃粘膜、一か月で入れ替わる皮膚、そして一部生涯更新されない細胞を除いて1年で体の細胞は全て入れ替わります。(google sites)細胞を更新するのは私たちが食べたものです。すなわち今の体は1年前から昨日まで食べたもので出来ているという事。これに私にもインパクトがありました。もちろん反省の意味で。

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● もちつもたれつの皆さん。

いろいろと考えさせられ、反省したり、またこれからの食育について深く考えさせられた映画を自主上映してくださったのは、墨田区内でなかま保育を行う「もちつもたれつ」の皆さま。( https://ameblo.jp/mochitsumotaretsu224/
この機会を頂いた事に感謝申し上げると共に、皆さまの取り組みに敬意を表します。本当に素晴らしい事です!

聞けば自主上映も行えるようです。墨田区の子育て中やプレママ、食育に関わる皆さまにみていただける機会を作りたいと考えていますので、その際は是非この素晴らしい映画をご覧いただきたいと思います。

映画の詳しい内容、新作情報等はホームページをご覧下さい。( 

http://itadakimasu-miso.jp/

上映会のお土産に頂いた味噌玉。
もちつもたれつの皆さんの愛情が詰まってとても美味しかったです!

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posted by 坂井ユカコ at 10:08| 東京 ☁| Comment(0) | 区政情報・議員活動 | 更新情報をチェックする

2019年12月31日

2019年もあとわずか

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令和元年も残すところあとわずかとなりました。
この1年は私にとって忘れられない年。特に4月の統一地方選挙で2638票をいただき二期目の当選を果たす事が出来た事、皆様と一緒に流した汗は、一段と思い出深く、達成感に満ちて、日々の議員活動に励みました。

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一方プライベートでは、長年家族の一員であった愛猫トッポを見送りました。ペットはいつも、生の最後の瞬間に、家族に人生で最も大事なことを教えてくれます。残る気持ちは感謝です。

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令和元年度、会派副幹事長、行財政改革特別委員会委員長、秋には決算特別委員会委員長を拝命しました。議会活動に多忙を極めながらも、これら様々な議論を通して、私自身、墨田区の課題をさらに実感しているところです。

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これら山積する課題を一つひとつ解決へ導くべく、引き続き一所懸命頑張ります。
日々の暮らしでお気づきの事、不思議に思う事など、些細な事と思わず、どうぞお気軽に、坂井ユカコにお申し付け下さい。

本年中のご厚情に心より御礼申し上げますとともに、明くる年も変わらぬご指導を心よりお願い申し上げます。
皆様には、輝かしい新年を健やかにお迎えになられます事を心よりお祈り申し上げます!
posted by 坂井ユカコ at 12:12| 東京 ☀| Comment(0) | 区政情報・議員活動 | 更新情報をチェックする

2019年12月10日

障がい者支援、自己実現の糧となる「豊かな就労」へ向けて

平成25年から、障害者優先調達推進法が施行され、国や地方等においては、物品やサービスを調達する際、障害者就労施設等から優先的・積極的に購入することにより、障害者就労施設で働く方々や、在宅で働く方々の経済面の自立を進める事が求められています。

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◆支援のヒントは、障がい者の仕事内容を知る事から

昨年9月、墨田区障害者福祉課が地元クリエイターと取り組む福祉作業所の商品開発支援プロジェクト「すみのわ」が、展示会を行いました。

この展示会では、区内福祉作業所とクリエイター、区内ものづくり事業者がコラボし、ものづくりのまち、すみだの上質な端材を使ったノベルティ(記念品や返礼品)を提案しました。

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日頃から「すみのわ」を応援する立場として、SNS等で展示会を紹介したところ、早速事業者から展示会中に記念品の注文が入り、実際に記念品を受け取ったお客様からも趣旨に賛同する声が寄せられたと聞きました。福祉作業所の存在を広く知って頂くことがいかに重要であるか、こうしたやり取りから痛感しました。

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障害者福祉課主催で8月に開催された、「私たちの仕事を紹介します」展示会では、各福祉作業所のサービス内容、1日の対応可能量、1回の受注可能数、納期過去の実績や注文する場合の連絡先がわかりやすく掲載された「発注作業所一覧表」が配布され、福祉施設で日頃行なっている仕事がわかるだけでなく、障害者福祉の現場を応援するヒントを具体的に提供する、踏み込んだ取り組みとなりました。

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現在、「発注作業所一覧表」のような情報は公開されておらず、入手ができません。墨田区Webサイト上にも存在しません。私からはまず、Webサイトへの掲載等、福祉作業所にお願いしやすい体制を構築するよう、要望しました。


とはいえ、福祉作業所の仕事を知って頂き、注文が増えるだけでは解決できない課題がいくつかあります。


◆受注調整をする役割が必要

現状、福祉作業所全体の作業状況を把握し、コントロールする立場を担う場所はありません。そのため、せっかく各作業所へ作業を依頼しても、施設の受注状況によっては、せっかくの依頼が引き受けられない事もあり、本当に勿体無いことをしています。

注文を共同受注できたり、受注調整をすることができる役割を担う場所があれば、それぞれの施設のキャパに合わせて仕事を分散させ、工賃が高い案件、大きい案件が来た時も、注文を受けられるようになります。(区には福祉作業所ネットワークという会議体がありますが、こうした役割と責任を負うのは難しい現状です。)

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◆工賃アップが求められる現場

平成19年に「工賃倍増5カ年計画支援事業」を厚生労働省が策定したものの、工賃は微増に留まり、倍増は達成できず、十分な成果は出ませんでした。

工賃が倍にならないのはなぜでしょう。

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平成29年度の就労継続支援B型事業所の平均工賃は、15,603円です。

区内福祉作業所で受注する作業のほとんどは、1工程=1円以下で、多くの作業所で担っている仕事は、1工程=25銭です。

この現状で国が目指す工賃倍増計画を実現しようとすると、障がい者は、なんと2.4秒に1回のペースで、仕事をこなさなければなりません。健常者の我々でもこなせないこのスピードを、彼らに求められるでしょうか。


前述したふたつの展示会には、皆様に障がい者の仕事を知って頂き、意義をご理解頂きたい、障がい者福祉への支援として、少しでも良い工賃の仕事を頂きたい、という現場の切実な願いが込められているのです。


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現在東京都が掲げる「工賃向上計画」も現在進行中です。

私は、障がいをお持ちの方が自己実現するうえで、その糧となる「豊かな就労」のために、下記3点が必要であると考えます。

① 障がい者就労支援の周知・啓発、活動の見える化
② 工賃水準向上への支援、趣旨に賛同する新たな取引先開拓への支援
③ ①、②を実現するための場所(共同受注・各支援施設への作業分配・営業活動等)

先の区民福祉委員会において、他区の先進ビジネスモデルも参考にしながら、今後さらなる支援を強めるべき、と訴えたうえで、会派からの重点予算要望として提出いたしました。


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◆先進ビジネスモデル紹介 ~世田谷区~

世田谷セレ部という経営ネットワーク(NPO法人)が、区の委託で共同受注窓口を運営しています。同NPO法人が地域の経済団体に加盟し、企業による障害者施設見学の積極的受入れや製品カタログ作成で民需の増進を図っている。

福祉作業所等での内職にとどまらず、公園や屋内の清掃作業や、落書き除去等、受注メニューも多彩で、平成26年度の調達実績額は約1億637万円を実現しました。

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◆区ホームページで、積極的活用を啓発 ~世田谷区~
世田谷区障害者優先調達推進方針を定め、調達実績も公開しています。


このたびの投稿に際して、すみのわ関さん、三田さんに取材協力頂きました。
心から御礼申し上げます。

すみのわの作品一例、廃財ボタンを活用したアクセサリーは付加価値と工賃水準向上を実現しています。
(黄色のブローチとピアスは坂井ユカコ私物)

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posted by 坂井ユカコ at 22:37| 東京 ☁| Comment(0) | 区政情報・議員活動 | 更新情報をチェックする

2019年11月28日

令和元年度11月議会本会議にて、会派を代表して質問する機会を頂きました。

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令和元年度 11月議会にて会派を代表して 質問させて頂きました。
質問項目は下記の8点についてです。

1)令和2年度の予算編成について
2)財政白書と基本計画中間改定への考え方について
3)台風19号を受けての災害対策見直しと強化について
4)(仮称)産業観光マスタープラン策定について
5)大学のあるまちづくりについて
6)ポーランドとの文化交流について
7)区立幼稚園について
8)重度障がい者グループホームについて


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墨田区議会自由民主党の坂井ユカコでございます。
まずは、このたびの台風により、被害に遭われた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。1日も早く、復興がなされますことを、お祈り申し上げます。
私は会派を代表して、大要8点について、区長及び教育長に分割方式で質問いたします。是非とも率直なご意見、前向きなご答弁をお答え願います。

●まず初めに、令和2年度の予算編成について伺います。
本区の財政状況は、良好な企業業績や納税義務者数の増加を背景に、平成30年度決算においても、実質収支は黒字、経常収支比率も2.9%減少するなど、新たな行政需要に対応できる余地が、わずかずつ増え、一見堅調です。一方、歳出面では、社会保障費増加等で、民生費、性質別扶助費は依然として半数以上を占めており、財政の自由度が奪われた状況が続いています。こうした中、先般11月緊急議会で4億円を超える補正予算を要した台風19号対策など、地球環境の変化により、今後こうした災害対応による歳出が発生する可能性も予想されます。基金残高が東京23区で最下位の本区が、持ちこたえることが出来るのか、率直に申して心配です。
課題山積の中、山本区長には引き続き、より堅実な区政運営と強固な財政基盤の確立を求めるものです。
現在、9月5日付の「令和2年度における区政運営の基本指針について」の区長通達、高野副区長の「令和2年度予算の見積もりについて」の依命通達を基に、予算の編成作業が行われています。そこで、これら通達から、いくつか質問します。
両国国技館でボクシング競技が行われる「東京2020オリンピック・パラリンピック」に照準を合わせたことにより、本区は来年春夏で満了する事業が数多くあります。依命通達では、「終了事業においては、予算の比較対象から省くこと」、とありますが、こうした事は予算編成にどのように影響するとお考えでしょうか。
合わせて、有形無形のレガシーを大会後、どのように活用したり、次の世代に残していくのか、伺います。
また、50年に一度の国家的事業に沸くあまり、この間、道路整備について、整備路線ではない一般区道等区民生活に密着する生活インフラ整備は、どこか疎かになっていると感じます。高齢化が進む本区において、こうしたことは、区民の健康寿命延伸等にも影響します。大会終了後は、地に足の着いた整備を堅実に行うべきと考えますが、区長のご所見を伺います。
副区長からの依命通達には、我が会派が再三求めた、「エビデンスに基づいた政策立案」や、「国・都の補助制度が終了した事業への言及」等、が反映されました。この点について評価をするものの、一方で、「消費税引き上げに伴う各種経費の増額分を含めて令和元年度標準予算額を超えない要求」を求めるなど、社会情勢上、不可避な領域への言及は、関係先に負担を強い、区民サービスにも影響が出るのではないかと懸念します。この点について、考え方を伺います。
令和2年度は墨田区基本計画の中間改定年、山本区政の方向性を決定する重要な一年でもあります。厳しい財政運営を迫られる中、山本区長は、どのように「住みたい」「働きたい」といった区民満足度を向上させるお考えなのか、伺います。

●二点目は財政白書と基本計画中間改定への考え方について伺います。
財政白書、最後のページ、財政推計まとめは、民生費が過去20年、連続で上昇していること、民生費の増加額が、歳入の増加額を超えていること、国の補助事業に加え、区の単独事業を拡充してきたことから、このままの状況が続けば、2025年度までに、合計120億円の歳出超過となり、基金残高は5億円しか残らないという衝撃的な予測で締めくくられています。
まずは、この白書で推計された、墨田区の5年後について、区長として、どのように考えているのか、率直にお答えください。
平成30年度決算で、基金を積み増し、区債の残高も減少するなど、本区の財政基盤は、立て直しが進んでいるように見えるものの、先に述べた民生費の伸びが非常に大きい点は、致命的であり、抜本的な行財政改革は必須です。
こうした厳しい状況を見据えて、区長は今後、どういう財政運営を行うのか、行財政改革を行うのか、伺います。
あわせて、近日報告される人口推計では、今後も墨田区の人口は増加し、東京一極集中が継続することが予想されていると側聞しています。本区の人口増加に対して、区長は、今後どのように対応していくのか、伺います。
来年は、墨田区基本計画の中間改定です。財政白書で指摘された、緊急を要する本区の財政課題に対し、区長は墨田区基本計画(後期)の中に、どういった施策を反映していくのか、何が大切で、これからどうしていくのか、伺います。

●三点目は台風19号を受けての災害対策見直しと強化について伺います。
開かれた議会を目指し、去る11月16日、墨田区議会自由民主党として初めて、会派所属議員12名による議会報告会を開催しました。区民の関心事をいくつか報告したところ、参加者の皆さまから寄せられた質問は台風19号に端を発した災害対策に集中、その内容のすべては区の対応を疑問視する声でした。
あの時、区民の皆さまが感じた不安や怒りを思うと、二度と同じ思いをさせてはいけない、とあらためて痛感しています。わが会派は、「次こそは過ちを繰り返さない体制を作る」ことが区民の皆さまに対する責務であると、本区の災害対策の見直し・強化について、これからも議論を続けていく所存です。
情報発信体制の不備や、職員数の絶対的不足、避難所開設基準や開設時期など、挙げるときりがありませんが、中でも、本来行政が行うべき、区民の皆さまの不安や心配を取り除き、安心して頂くという行為を怠ったことは、極めて重大です。この点に関しては猛省すべきです。現場で懸命に職責にあたられた職員の皆さんも、本当に悔しかったと思います。
まずは墨田区の首長である山本区長に、このたびの台風19号における不十分な対応に対する、率直なお気持ちと、最大の課題は何であったと捉えているのか、ご所見を伺います。
区では、このたび浮かび上がった課題への改善策について、今すぐ出来ること、来年やること、長期で計画的に検討・改善していくこと等、どのように整理をしているのか。どのくらいを目途に、課題をクリアする事を考えているのか、伺います。
また、1月17日には、職員を対象に訓練を行うと聞いています。
この訓練において、台風19号対策を教訓にした、具体的な対応が行われるのか、どのような形で実施することを考えているのか、伺います。
台風19号直後に、ある防災拠点訓練で実施された「避難所運営ゲーム」では、「避難所はホテルではありません。何もない状態から、そこに居合わせた皆さんで作っていく物です」という区防災課主査の呼びかけがありました。
集合後の総括で、参加者からは、「今日集まった人たちで避難所を開設できるとは限らない、その場にいる誰もが順序立てて準備する事が出来る、初動に特化したマニュアルを作るべき」「学校の作りを理解している教職員さんやPTA等保護者さんにも、避難所運営手順を知る機会を作るべき」、という意見が多くありました。その通りだと思いました。
防災拠点は、学校ごとに、教室等の間取りや、使うことができる部屋も、その広さも違います。各学校専用の避難所開設マニュアルを用意する事により、そこに居合わせた方がどなたでも、避難所開設準備に参加が出来ます。
一部自治体で実施されている「初動に特化した避難所開設マニュアル」に、防災拠点の特徴を付加することで、本区の防災力は向上すると考えますが、区長のご所見を伺います。
ただしこれには、学校の協力が、不可欠となります。先日、墨田区防災士ネットワークのスタディツアーで赴かれた仙台市では、学校長がリーダーとなり、教職員、地域の皆さんと一緒に防災拠点を取りまとめている事例を、勉強されて来られたと伺っています。
各災害拠点における避難所運営マニュアル作り等においては、校内を熟知した学校長および教職員も参画し、進めていくべきと考えますが、区長のご所見を伺います。
教育長には、台風19号を受け、学校はどのように考えているか、どのような参画が可能か、お聞かせ下さい。

●四点目は(仮称)産業観光マスタープラン策定についてです
産業と観光の融合を視野に、「(仮称)墨田区産業観光マスタープラン」という名の行政計画が、令和2年度末に策定される方向が示されています。
まず本計画の考え方についてですが、これまでも「商業」「工業」「観光」を融合させた産業施策は、区の基本的な取組姿勢であり、産業と観光の融合は、すでに重要な施策に位置付けられています。これらをなぜ、今になって、ひとつの行政計画にまとめることにしたのでしょうか。
一方で、産業と観光は、不可分な関係ではありますが、各々は独立した産業でもあります。
(仮称)産業観光マスタープランの中で、各々の産業計画がどのように表現され、どこが相互に関わっていくのか、伺います。
また、策定の背景にある、これまでの産業・観光の課題を何と捉え、解決のため、これまでどのような施策展開を行ってきたのか。
そこから分かった事はどのようなもので、今後、(仮称)産業観光マスタープランの中で、どのように解決しようと考えているのか、伺います。
本区は全国に先駆け、中小企業振興基本条例を制定し、区内産業の多様な業種の集積を生かし、新たな発想や技術により、景気の変動に左右されない、「下請け加工型からの脱却」を目指してきました。この事は、山本区長も常々仰ってこられましたし、実際に本区はこれまで意欲ある事業者を支援する産業振興に取り組んできたものと理解しています。
このたび、産業振興マスタープランは、計画年度途中で、観光と一緒になります。
まずは、策定前に、これまで計画した施策の成果を評価する必要がありますが、この点について伺います。
区の標榜する「下請けから脱却ができた事業者」、「自社の最終製品を製造した事業者」は、何社あったのか。販路拡大支援により、実際に販路は拡大されたのか、経営状況がどのように改善されたのか等、実態の調査と検証が必要です。
(仮称)産業観光マスタープラン策定へ向け、調査方法等課題はあるものの、施策効果をより正確に把握するためにも、一定の指標と、それに対する結果について評価をすべきと考えます。また今後、そのための仕組みづくりを行う事を求めますが、この点について区長のご所見を伺います。
産業融合としての産業と観光についても触れておきます。
異なった産業の垣根を無くし、ひとつの業界の成長が他方にも及ぶ補完関係を作るのが産業融合です。
このたびの(仮称)産業観光マスタープランには、本区の産業における課題や弱点を観光によって補完することができ、本区の産業における強みで観光施策を強化できるような、より踏み込んだ、力強い施策が掲げられる事が求められます。
産業融合の観点を含めて、本区のこれからの産業・観光施策に対して、どのような考え方を持って進めていかれるおつもりなのか、区長のご所見を伺います。
この際、本区への企業誘致についても伺います。
旧錦糸土木事務所については、その立地条件等から、企業誘致等、産業に資する活用が効果的であると、私たちは考えます。先の決算特別委員会では、優良企業の区外流出が議論となりました。
区長には、「待てば海路の日和あり」、という姿勢ではなく、ぜひ能動的に、優良企業を誘致して頂きたいと思います。この件について、区長が考える方向性や、考え方などがあれば、お聞かせ下さい。

●五点目は、大学のあるまちづくりについて、伺います。
先般11月1日の決算特別委員会中に、文部科学省 大学設置・学校法人審議会の答申について情報提供が成されました。
学校法人電子学園・情報経営イノベーション専門職大学が、正式に設置認可され、2020年4月の開学が、決定しました。
校舎の建築など、着々と進む準備に、大学を契機とした、教育・産業・商業等における、地域との連携、活性化に期待もふくらみますが、本区が真に「大学のあるまち」となれるか否かは、今後の施策次第であり、大学誘致を本区の発展に必ず結びつけることが、我々の責務です。そのことを肝に銘じ、質問してまいります。
先の、平成30年度決算特別委員会で、わが会派の福田はるみ議員が、現在改修が進む千葉大学デザイン・建築スクールについて質問した際、「校舎1階2階部分は区民に開かれた場所とする」方向性が示されました。具体的にどのようになると良いと考えているのか、活用方法について伺います。
これまで本区は、さまざまな産学官・産学官金等、連携を実施してきましたが、それは「大学の無いまち」の施策です。
来春からは、大学が本区に実在する事を、確実に活かした「大学のあるまち」にしか実現できない、取り組みが始まります。
これまでに無い、大学との関わりを創造していくためには、何が重要と考えるのか。大学を舞台にした区民との連携をどのように進めていくのか、春の開学以降、具体的にどのようなことを考えていて、何が始まるのか伺います。
教育長には、2大学の開学によって、すみだの子供たちにどのような変化が起きると考え、大学のあるまちの子供たちと教育をどのように結び付けて行くのか、方向性と具体的な計画等は進んでいるのか、伺います。
この際、将来活用用地についても触れます。
これまで、わが会派から繰り返し質問していますが、将来活用用地として、まだ空いている一つ分のスペースについてです。
「子育てひろばの工事の終了までがひとつのめど」などと聞いておりますが、この点もスピード感を持って、次の方向性を示して頂きたいと思います。最短でどの程度となるか、また現在の動きを伺います。
この質問の最後に、区長には、就任以降紆余曲折を経ながらも、悲願がいよいよ現実となる思いと、本区のブランド・バリューを高める力となる「大学」を、どのように活かしていこうとお考えなのか。2大学が開学して以降の将来へ向け、どのようなまちづくりを進めていこうと考えているのか、あらためて伺います。

●六点目は、ポーランドとの文化交流について伺います。
去る11月15日、ポーランド・クラクフにある、日本美術・技術博物館マンガ(通称マンガ館)とすみだ北斎美術館との友好協力協定の調印式が行われました。
パヴェウ・ミレフスキ駐日ポーランド共和国大使は、「今年は令和新時代の始まりと同時に、わが国と日本の文化交流という新世紀の始まりである」と祝辞を述べられました。
ポーランド・マンガ館とすみだ北斎美術館については、平成30年第二回定例会でわが会派、加藤拓議員の質問を契機に、昨年11月11日の独立記念日には、すみだ北斎美術館で「ポーランド独立回復100周年記念コンサート」が開催されるなど、交流を深め、この度の協定調印に至りました。あわせて、地元選出の松島みどり衆議院議員の役割も大変大きかったと理解しています。
フランス・パリ市七区との交流では、7月に文化交流事業の一環として、本区の文化芸術団体が現地に赴いて展示を行い、また区長ご自身も、パリ市七区に表敬訪問を予定されていると伺いました。
どうか世界に名だたる画人、葛飾北斎を通じた国際文化交流を積極的に進めて頂きたいと思います。
このたびの友好協力協定調印を契機に、まずは、ポーランドとの文化交流を区長自ら、積極的に行って頂きたいと考えますが、区長のお考えをお聞かせ下さい。

●七点目は区立幼稚園について伺います。
近年、区立幼稚園の定員割れが目立っています。私立幼稚園に定員割れは発生していないため、本区政策による保育定員の拡充というよりも、我々は保育ニーズ、幼児教育ニーズの変化が背景にあると分析しています。とはいえ、このまま定員割れが続くようなら、何らかの対策が求められます。教育プログラムの充実や預かり保育の実施や認定こども園への移行など、付加価値を高めるための取り組みを行う用意があるのか、教育長に伺います。あわせて、小学校校舎と合築されている園については、将来的な人口増による小学校生徒の増加も視野に、教室不足解消のため、場合によっては集約や統廃合など、そのあり方を検討することも必要と考えますが、教育長のお考えを伺います。

●最後に、重度障がい者グループホームについて伺います。
先般、区民福祉委員会 委員と、肢体不自由児者 父母の会の皆様との意見交換が行われ、保護者の皆様から、切実な思いを伺いました。重度障がい者グループホーム建設については、早く建てれば良いというものではなく、当事者が、第二の人生を自分らしく生きるための、終の棲家として、中身をよく吟味することが重要であると、保護者の皆様の思いを伺い、その意を強くしました。
区長におかれては、どうか、利用する当事者の思い、保護者の思いを反映でき、希望に沿う努力をお願いします。区長の力強いご答弁を求めます。


posted by 坂井ユカコ at 17:37| 東京 ☔| Comment(0) | 区政情報・議員活動 | 更新情報をチェックする