【地元の悲願がついに実現!〜鉄道高架化に見る政治の力〜】

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東武伊勢崎線(とうきょうスカイツリー駅付近)の上下線高架化を祝う記念式典に、議員連盟副会長として出席してまいりました。

この場所には、かつて「大踏切」と呼ばれるスカイツリーラインの踏切がありました。1日なんと8時間以上も遮断されたままで「開かずの踏切」として地域の皆さまを長年悩ませてきた場所です。

この解消に向けて動き出したのが2007年。地元選出の松島みどり代議士が当時国土交通副大臣として踏切現場を視察し、調査を開始。2011年には「社会資本総合整備計画」に位置づけられ、国の支援が可能な事業として動き出しました。

ちょうど東京スカイツリーの建設が決定した頃で、交通量の増加も見込まれたことから、行政と住民、そして議員が一丸となって「高架化促進連絡協議会」を立ち上げ、国と都に働きかけを重ねました。

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その結果、都市計画決定と事業認可を経て、補助金の大半を東京都が負担、墨田区の財政的な負担も軽減される形で事業が進行。2022年11月には上り線(浅草方面)が高架に切り替わり、そして今年3月、下り線も高架化が完了。ついに「踏切の完全撤去」という悲願が達成されました。

高架化の意義は踏切が無くなるだけにとどまりません。線路で分断されていた地域が一体化し、とうきょうスカイツリー駅の北側には新しいロータリーが整備され、周辺のまちづくりが大きく前進しています。

◾️少し昔を振り返ると…◾️
2017年には、京成押上線の曳舟駅付近も高架化され、まちの風景が一変しました。

その際、区は高架下の15%を活用し、防災施設や公園、屋内型アミューズメント施設「東向島児童館分館(キラむこ)」などを整備。高い吹き抜け空間を活かした子どもたちのにぎわい拠点となっています。

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実は、地方自治体は鉄道事業者の業務に支障のない範囲で、高架下のうち15%を公共施設として活用することができます(公租公課相当の負担で使用可)。それ以外の部分については鉄道事業者の貸付規則に基づいて利用料が発生します。

つまり、15%の「公共枠」をどう使うか。そして、残り85%について、いかに公益性の高いまちづくりに協力してもらえるか——ここが、自治体と政治の力の見せどころです。

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私もこの議論に加わった一人として、成果に胸を張れる結果となりました。

一つひとつの努力が、まちを変える。
そしてその裏には、地域の声と政治の力があります。
これからも、区民の皆さまとともに、確かな前進を積み重ねてまいります。

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