【一区切り】
今週末、新居浜へ帰り、菩提寺にて母の四十九日法要を執り行いました。法要の後、両親が暮らしていた家へ移動し、遺品整理事業者に鍵を引き渡しました。
昨年3月に父が、12月に母が亡くなり、これで一連の手続きが一区切りついたように感じます。生前、事業を営んでいた父の負債整理について家族で相談し、自宅を一旦処分することを決めました。その後、父の体調悪化や母の施設入居により、そのまま賃貸で借り続けていましたが、今回、完全に撤収することとなりました。
この家は、私たちが成人してから両親が移り住んだ場所だったため、以前の家ほどの愛着はないと思っていました。しかし、それは両親が存命でそこに居たからこそ感じていたことだったのかもしれません。今は、両親と最後に過ごした思い出の場所となりましたが、誰も住んでいない家に家賃を払い続けることは現実的ではなく、執着していても仕方がないと考えました。
常に小笠原家の長女としてリーダーシップを発揮してきた私ですが、今回ばかりは心を無にして、時には主人や義弟の力を借りながら、本来数年がかりとなるであろうこれらの手続きを一つひとつテキパキと進めました。
振り返れば、これらの判断がすべて正しかったのか、長女といえども自信がありません。しかし、妹や弟と協力し合いながら、一つひとつ解決に努めてきたことは確かな事実です。そして、これからも家族の絆は大きな財産になると信じています。
両親も天国できっと「よくやった、さすが姉ちゃんじゃ」と感心していることでしょう。
今、帰りの新幹線の中。花粉のせいか、目から涙が…。
明日からまた東京で頑張ります!
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