すみだの珈琲かす、アップサイクルされ区民の手に
区内珈琲店がコラボしたコーヒーかす(出涸らし)からできた土壌改良剤が、夏へ向けて区が実施するつる系植物の育て方講習会(「緑のカーテン」講習会・申込終了)で、参加者に植物の苗と一緒に配布されました。
ゴーヤ、朝顔等のつる性植物でつくる「緑のカーテン」は、夏の厳しい日差しを和らげることでヒートアイランド現象緩和の効果があることや、生活の中で身近に感じる「緑感」を提供する見た目にも涼しい自然のカーテン。
錦糸町を元気にする会の仲間でもある「すみだ珈琲」廣田さんがこれまで地道に行なっていたコーヒーかすの再生活動。
SDGsの取り組みとして多くの人に知ってもらい、区内珈琲店に広げていく機会を作るため、2月に開催した「第10回そよかぜつながるフェス“Sumida Coffee & Sweets Festival 2023”」で、区内珈琲事業者に呼びかけ、当日淹れたコーヒーから出たかすを集めました。
前述の「緑のカーテン講習会」で配布された土壌改良剤は、この日排出されたコーヒーかすからできています。
何気なく毎日飲んでいたコーヒーがこんな形でアップサイクルされ、お役に立っている、おつなぎした私としても、大変嬉しい取り組みとなりました。
土壌改良剤は、コーヒーのかすの消臭効果により、従来の鶏糞肥料に比べ、臭気は 約 90 % 低減、鶏糞を混ぜることで化学肥料のような即効性と有機肥料の緩効性を備え、バランスの取れた肥料成分 (N:P:K=3:2:3) を含んでいるとのこと。個人的には、誤って口に入っても安全なので、小さい子どものいる室内の観葉植物などにも良いと思いました。
参考
ニッポン放送「あけの語りびと」
「コーヒーのかす」が有機肥料に?すみだ珈琲が取り組むSDGs宣言
https://news.1242.com/article/387768
商品が購入できるWebサイト
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