重症者に対応できる病院に感染者が集中する中で、区内二次救急医療機関にも病床を確保し、重症回復者等を受け入れることにより、医療崩壊を防ぐための予算や、目前に迫って来たワクチン接種の体制確保(クーポン発行等)と集団接種実施経費、コロナの影響で生活に困窮する方への相談体制の拡充について、審議します。
区では、ひっ迫する入院病床のベッド数を現在の115床から161床に拡充するとともに、コロナの医療体制を「病院完結型」から「地域完結型」へ転換を図ることとしています。
現在新型コロナウイルス感染症に感染し、入院できず、不安な気持ちで自宅療養されている方が区内で約200名おいでです。
在宅療養者の安心安全を確保するために、必要とされる方へパルオキシメーター(血中の酸素濃度を数値化することで肺の機能を確認)の貸し出し、訪問看護師による訪問による重症化予防、療養食料セット配布など、医療従事者の協力、区職員総動員で取りうる限りの対応を行なっています。
対応に当たられている皆様には、感謝しかありません。
迅速に対応を進めて行くためには、執行機関との信頼関係を基盤とした議会の協力が不可欠です。昨春以降、予算の確保、人員の増強など通年議会をフル活用して逐次行って来た議決が、西塚保健所長の着実な舵取りに繋がっています。
それでも今、苦しい状況になっています。
どうか一人ひとり、今出来る事をしっかりと実践して頂くことを重ねてお願い申し上げます。