割れ窓理論で地域の安全安心を守ろう!

image-941e3.jpeg

先日、お隣の町会で、初地蔵があり、参加させて頂きました。
お地蔵さまは厩橋のたもと(首都高高架下)タンポポ公園にあります。
放置自転車の集積所のある公園といえばわかりやすいでしょうか。

お上人さまによる読経とお祓い、古いのぼりのお焚き上げ等を行ったのち
町会のみなさんと一緒に、心のこもった甘酒やけんちん汁で暖まりました。

実はこの数日前、この町会の防災担当さんから、公園内にある防災倉庫周辺に
ホームレスが住み着く準備を始めたようだという情報とともに、対応を要請
頂いておりました。

2週間前には、家財道具のようなものを保管し始めた様子が散見されたため、
町会独自で「撤去してください」という張り紙をしたそうです。
張り紙の後、家財道具はいつの間にかなくなったそうですが、初地蔵の日には
まだ隅に段ボールがたたんでありました。とはいえ連絡をうけてすぐに私から
区を通じて都に(公園は東京都の持ち物です)対応を要請済みですので、後日
きっちり対応して頂く予定なのですが。

近隣のみなさま(当該町会の方除く)。
正直、この公園、厩橋を渡る時にチラリとみる程度ではなかったでしょうか。
実は、、、私も初地蔵に伺うようになる前はそのような印象でした。


↓みなさん甘酒に移動してしまった写真ですが、全景写真です。

image.jpeg

ここには、昔からお地蔵さまがいて、町会のみなさんが掃除して、管理して、
時節にはこのように集まって祭事を行い、地域で大切に守ってきたのです。
こうした日々の活動があったからこそ、周辺の異変にもいち早く気づき、
深刻な事態に陥る前に対応できました。

まさに割れ窓理論のよい事例ですね。
町会のみなさまには日々地域に目配りして頂き御礼申し上げます!


割れ窓理論(英: Broken Windows Theory)、ご存知の方も多いでしょう。

環境犯罪学上の理論で、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を
含めた犯罪を抑止できるというものです。アメリカの犯罪学者が考案しました。

これは、建物の窓が壊れているのを放置すると「この場所は誰も注意を払って
いない」となり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方からこの
名前がついたそうです。

ニューヨークのジュリアーニ市長はこの「割れ窓理論」を元に、徹底的に街の
落書きなど軽微な犯罪を取り締まった結果、凶悪犯罪の件数をも激減させたと
聞きます。

今回のホームレスはわが区ではレアな事例ですが・・・

たとえば、錦糸町駅周辺の放置自転車。
放置自転車対策を放置(警告は行うが撤去しない)することにより自転車放置が
さらに倍増、何をやってもいいんだという事でゴミやタバコやガムのポイ捨てが
便乗で発生し、結果、町が汚れ、そんな汚れた町によからぬ輩が紛れ込み・・・
そんなパラダイムで錦糸町の今日がある気がしてなりません。

ポイ捨て撲滅清掃活動、放置自転車の警告撤去、客引き撲滅活動の三本を軸に
割れ窓理論でアプローチすることができれば、錦糸町は、かなり浄化できる筈。
そして、昼ではなく「夜」ですよね。
まずは、昨年三定で私が質問した、客引き撲滅パトロールと同時(夜間)の
放置自転車警告撤去。こちらは土木課と地域安全支援課とただいま調整中です。
具体化したらここで報告申し上げますね。
「質問されたからやりました」というものではなく、地域と行政一丸となり
「本気の浄化」を目指した実のあるパトロールになるよう、しっかりと私も目を
光らせてまいりたいと思います。

8k72R.jpg

話題が地元本所から錦糸町へ飛んでしまいましたね。
やはり私とは河内音頭で切っても切れない錦糸町、大好きな町です。しかしながら
本所と比較すると「危険度」が別次元であり、喫緊の課題が山積していることもあり、
思わずアツくなってしまいました。

錦糸町では、お商売をされている方が、住民ではなく「通い」というのも、無関心の
原因のひとつですが、この話はまた別で書きたいと思います。

この記事へのコメント