2015年12月01日

本中地区育成協議会×錦中地区育成協議会 合同地域教育懇談会

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今回は、「東日本大震災と災害時の対処法」と題した講演会です。
東雲の会役員の高橋氏、三澤氏による、東日本大震災体験談です。

東雲の会とは、東京都江東区東雲にある国家公務員宿舎の住民交流組織。
東雲住宅は、応急仮設住宅として平成23年4月から避難者を受け入れ、
1月末時点で509世帯、994人が入居。そのうち、477世帯959
人は、震災と原発事故の被害に遭った福島県からの避難者です。
住宅がある地域は東京湾岸の高層マンション密集地で、住宅も36階建ての
超高層ということもあり、住宅で暮らす避難者らは23年9月に交流組織
「東雲の会」をつくり、サロンを開いたり、地域行事に参加しています。
被災地からの要請を受け、入居期間の延長を繰り返していますが、現状と
しては、都は避難者の受け入れ期間を平成27年3月までとしています。
(東雲以外にも、県内から都内への避難者は現在約6600人とのこと)

高橋氏のお話によれば、震災にはふたつの恐怖があったとのこと。
ひとつめは、余震や津波などの目に見える恐怖
ふたつめは、目に見えない恐怖
目に見えない恐怖とは、もちろん放射能など、目に見えない「物質」に
対するものがありますが、筆頭に挙げておられたのは「情報の無いこと」
だったそうです。情報が無い中で、自分たちで考え、行動し、近隣住民と
身を寄せ合って避難、しかしそこも安住の地ではなく、自分で判断して、
仲間と離れて、今日の暮らしに至っているというお話。

三澤氏からは、大震災が起こった場合は、指示待ちではいけない、日頃
行っている防災訓練では、有事の際は、自宅で待機するように言われて
いたが、それに従ったことが裏目に出た人も多い。指示待ちではだめで、
自分の「早い判断」で「即行動」が原則であるとのこと。
また、車で高台に避難する際、渋滞を並んで、津波に飲まれた人が多い。
下り車線に入って(交通違反だが)高台へ駆け上がった人は生き延びた。

最低限「自分の寝ているところだけは安全に」にしておくこと、命が
あれば、次の行動を起こせるから。実体験を通した、貴重なお話です。


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現在わが区は、耐震化改修補助に大きな予算を計上していますが、あまり
執行率がよくありません。原因には耐震化改修の補助率(自己負担の割合)
や範囲(どんな工事に助成が出るのか)もあると考えます。

例えば老朽化した家屋の場合、全体を改修しなければならないとなれば、
費用はもちろん自己負担も大きくなり、二の足を踏む方が多いでしょう。
こういった改修の範囲を「寝室だけ」「最低限の耐震改修」とすれば、
自己負担も軽減され、改修する方も増えると考えます。
改修を行う業者さんも町の大工さん」であれば、申請者の経済に合わせた
適切な工事が行われるのではないでしょうか。


先般わが会派を代表して加藤拓議員が質問した防災対策ともリンクする
貴重なお話しをいただき、非常に有意義な懇談会でした。
このような機会を設けていただいた、本中地区・錦中地区 両育成委員会の
みなさまに御礼申し上げます。

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posted by 坂井ユカコ at 08:16| 東京 ☀| Comment(0) | すみだの出来事 | 更新情報をチェックする
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