兎追ひし彼の山
小鮒釣りし彼の川
夢は今も巡りて
忘れ難き故郷
如何にいます父母
恙無しや友がき
雨に風につけても
思ひ出づる故郷
志を果たして
いつの日にか歸らん
山は靑き故郷
水は淸き故郷

新年1回目の「Singsongを開催しました。
新年ということでお着物です。
愛媛の母から譲り受けたもの。
私と同世代はだいたい母親より大きいのですが、うちの母は
身長が165センチくらいあるのでお下がりが活躍します。
帯は坂井のおかあさんのもの。
町内の着付けの先生に着せていただきました。
ふだんはこんな感じでやっています。

全員がほぼ無理なく歌ってもらえるように、1曲1曲、実際にメンバーが
歌ってみながら、微調整しています。
当日よりも、むしろこちらのほうが大変ですが。参加したみなさんが
気持ちよさそうに歌われているのを見ると、嬉しくなります。

お正月、冬の星座、籾の木、など、冬の歌を集めて歌いました。
途中で定番の歌を何曲か歌うのですが「ふるさと」を唄っているうちに
あとからあとからポロポロと涙がこぼれてきました。
ご存じの通りこの歌は子供の頃の野山の風景を遠い地から懐かしむという
内容で、生まれ故郷から離れて学問や勤労に励む人の心情を歌っています。
故郷愛媛県新居浜市は、歌に出てくるほどの田舎ではないのですが。
前回の選挙から一度も帰れていないので両親のことを思い出して。
時々する電話でも、自分達のことは置いて、常に私を心配して、元気づけて
くれる両親に、親孝行してあげられす、いつまでたっても心配させている私。
子供の頃は何とも思わず歌っていた唱歌。
大人になってから、より心に響くものですね。
自分が母親の着物が着れる歳になったからでしょうか。
スタッフも参加者の皆さまも、私の大泣きには気づかぬ素振りで。感謝。
Singsongは今後もメンバー協力しあって開催します。
今後は
(第5回)2月24日火曜日
(第6回)3月24日火曜日
(第7回)4月28日火曜日
の予定。
ぜひご参加をお待ちしています!