商店街のゆくえ（その2）鳩のまちスイーツ屋台

鳩のまち商店街にスイーツ屋台が出ると聞き、やってきました♪


鳩のまちは、東向島の地蔵坂通り商店街・・・のちょっと横にある細い商店街。
車1台やっと通れるくらいの狭い道幅の通りです。



イベント開催前に、商店会長の松橋さんのお店にご挨拶。
商店街の現状をあらためてお伺いしました。

地域住民に親しまれていたこの鳩のまち商店街も、すぐ近くに大型スーパーが
出来たことも影響して、買い物客の減少がだんだん顕著になってきたそうです。

そんな鳩のまち、不思議にどことなく「オモシロそうな空気」が漂うのです。
その空気を察知してか、若いアーチストたちがこの街に集まりつつあります。
数年前にオープンした「鈴木荘」が一番有名でしょうか。
1階にはギャラリー兼ショップや台湾マッサージのお店などテナント数軒、
2階は場所貸しで、アーティストが定期的に自分作品を発表しているようです。
カフェこぐまなど、若者の集まるカフェも数軒できています。



昔からある商店群と新しい文化の発信地。
鳩のまちが下北沢やインサドンみたいな街になるとステキですね！





今回のスイーツ屋台。
商店街の方たちは少し手助けするだけで、主体はこの街でオモシロイことを
やっている人たちと、それをオモシロソウと思う人たちだそうです。



商店街として主に行ったことは、屋台を出店するにあたっての保健所との交渉。
実はこれが結構大変で。当初15軒が軒を連ねる予定が、どうしても折衝できず、
やむなく一部屋内での開催となったとか。
ほんと、これが一番大変なんですよね。めっちゃ理解できます(^^;)

しかしはじまってみると、いろんな障害も軽々飛び越え、大勢のお客さま！









商店街のまんなかにあるテントでは子供たちの笑顔やストリートライブも。





私も、わが故郷、愛媛県の弓削島（知ってますか？）産レモンで作った
はちみつレモンでほっこりしました。



今回のイベントで特に私が注目したのは同時開催された「空き店舗博覧会」。
この商店街には空き店舗の専任者がいて（しかも商店街の人でも不動産屋さんでも
ありません！）、空き店舗状況をきめ細かく把握、問い合わせに対応していると
言うではありませんか！



この街に興味を持った人、とりわけここで何かチャレンジしたいと考える方には、
こんな力強い味方はいないでしょう！

商店街が歯抜けになってしまった・・・と嘆く前に、
「ここで何かやってみませんか」と訴える大切さ。

とはいえ、空いているテナントさんの中には、貸出しにくい事情があったり、
高齢で人に貸すのはもう面倒、という方もたくさんいるのもまた事実。
粘り強く交渉し、借り手に情報を投げ続けていくのも、今後商店街が存続して
いくためにやるべき事のひとつかも知れません。